萌えぎ屋一押し和菓子
昔から伝わる、素朴なおいしさ
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べこ餅 1個 150円 |
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◉べこ餅の由来
「べこもち」は東北地方、北海道の家庭でよく作られていた、米粉と砂糖、黒砂糖をこねて蒸しあげた素朴な米粉のだんご。お店でも「以前は、おばぁちゃんがよく、作ってくれた」などと、と思い出を話す人もいます。懐かしいと買っていく方も多く、昔ながらの、時間が経つと固くなる方が好いようです。「べこ餅」の名前の由来も様々な説がありますが見た目が白黒なので、牛・「べこ」からべこ餅と言うようになった、とか。「べっ甲」のような色から、べっこう餅・べこ餅になったとか・・。「米粉・べいこ」から作ったから「べいこもち」・べこもちになったとか・・。名前ひとつ取っても「べこ餅は愛される存在ですね。「葉っぱ」形をしたべこ餅は北海道だけというのもおもしろいです。
枝豆のもつ、素朴でなつかしい故郷のかおり
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ずんだもち |
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◉ずんだもちの由来
「ずんだもち」と初めて聞いた方は、たいてい変わった呼び方と思われることでしょう。実際、お店でも「何で、ずんだもちと言う」のとよく聞かれます。ずんだもちは豆をつぶして、あんを作っているので、打つ豆、打豆、ずだ、が「ずんだ」になったとも言われています。面白い説には、かの伊達政宗の陣中で太刀で枝豆をすりつぶして、あんを作ったのがずんだアンの起源とも言われ、「陣太刀・じんだとう」が変化して「ずんだ」になったというものもあります。ともあれ東北地方が始まりということは間違いないでしょう。
門前町、下町の伝統のおいしさ
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生くずもち 1個 200円 |
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◉生くずもちの話
子供の頃、じゃがいもでんぷんを熱湯で溶いて砂糖をかけた「かたくり」を食べた事のある方も、多いのではないでしょうか?萌えぎ屋のくず餅を作る原料のくず粉は同じでんぷんでも、じゃがいもでんぷんとは似ていて非なるものといえるものなのです。漢方薬の葛根湯は、風邪を引いた時に飲みますけど、葛の根が原料なのです。その葛のでんぷんですから、上質なでんぷんで薬効もあるのが葛粉です。関東地方の門前で売っている葛餅は小麦粉を醗酵して作ったものが多いですし、関西地方の門前の葛餅は葛粉のもの多いがいようです。萌えぎ屋のくず餅は葛粉で作っています。